2024/10/23 【コラム3】「自分と向き合うこと 」 吉田 葵

ある日の帰り道、涙が止まらない日があった。

仕事で大きなミスをしたり、会社の人に何か言われたわけでもない。

1人になった時、何者でもない自分が情けなくなり、ただただ未来が不安になった。

不安に押しつぶされそうで、何も考えられず、悔しくて、涙しか出なかった。

周りをみると、自分よりもキラキラ輝いている人達がたくさんいて。

周りと比べてもしょうがないのに、どうしても気になってしまう。

そして、落ち込み、自分の価値を下げる。これをずっと繰り返していた。

自分も頑張っているのに、どうして?なんで自分だけ?そう思ってしまうこともある。

そんなこと考えたってしょうがないのに。でも、考えてしまう。

自由だから。幸せだから。

何でも出来るこの時代だから。なのに、何をしていいか分からない。

自分は何もしていない、できていないと勝手に決めつけ、過小評価する。

そう考えてしまうのが辛かったから、まずは自分自身と向き合うことに集中した。

自分のいいところと悪いところを分析する。周りの人にも分析してもらう。

そして、いいも悪いも一回認めて、受け止めてみる。一回だけでいいから。

私の強みは周りへの気配りができることだと思っていた。

困っている人がいたら、「なんとかしてあげたい」と思い、相手から話を聞く。そして、今どんな状況で何に困っているのかを把握し、それに応じて自らができることを考える。

でも、強みだと思っていた「なんとかしてあげたい」は自分の弱みでもあった。

この強みを話したとき、ある人にこう言われた。

「相手はそれを求めてないかもしれない」「独りよがりだと思われるかもしれない」

図星だった。物凄く苦しかった。

呼吸できなくなるほど、泣いた。

なぜなら、本当は自分でもわかっていたことだったから。

認めたくなくて、心の奥底に閉まって見ないようにしていた。

でも、一回だけでいいから、向き合ってみよう。今の自分の弱さを認めてみよう。

そうすると、不思議なことに心が、身体が楽になった。

『「なんとかしてあげたい」を「なんとかしたい」に変えてみたら?』

その一言で「弱さ」が「強さ」に変わった。

“自分の「弱さ」は「強さ」に変えられる。”

そこまでいったら、もう今後苦しむことはない。

そういう自分も「自分」だって認めることができているから。

そうしているうちに、いつしか「自分」を好きな「自分」になっていた。


すごラボスタッフ 吉田葵

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