2017/11/15 スポーツ業界に就転職を目指している人へ
スポーツ業界に就転職を目指している人へ
「スポーツ業界に就職したい」「アスリートを支える仕事がしたい」「今の会社からスポーツ界に転職したい」「球団に入りたい」「この競技を普及したい」「スポーツのイベントをつくりたい」「スポーツで地域に貢献したい」「選手をマネジメントしたい」「広報したい」・・・。
スポーツ業界に就職を希望する人は年々増えています。
そして、スポーツを勉強できる学校も増えました。
しかし、大事なところが欠けている以上、あなたはスポーツ業界で就職できません。
なぜならば、あなたを採用するスポーツ界の方々の質問に答えていない人が多いから選べないのです。
ひとつ事例を出します。
大学生が今まで何もしてきておらず、就職活動の時期になり、「そうだ、サッカー選手になりたい」と思い、球団に「サッカー選手になりたいです。サッカーのルールは知ってますし、よく見ていますので、なりたいんです。やらせてください!」。あなたが球団の人なら、こういう人を選手として入れますか? 「え、サッカー選手としてのキャリアはあるの? やってきたの? 何がやれるの?」ではないでしょうか。
2つポイントがあります。
1つは、『あなたが何者かわからない』。もうひとつは『何ができるのかがわからない』。
『何者かを明確にせねば選べない』
プロサッカー選手たちは明確です。学生のアマチュア時代から、一生懸命に練習して試合に出られるようになり、活躍し注目され、スカウトも来て、狭き門であるドラフトにかかり入団する。一貫して「サッカーをプレーする」があります。
あなたは何者ですか? 何をやれる人ですか? そしてなぜスポーツなのですか?
私はこういうことをしてきました。これが得意です。これが実績です。だから私はココなんですという使命感を表現できなければ、相手は何もわかりません。
そもそも、自分が何者かわからないのに、相手にわかってくださいは伝わりません。
熱意も大事ですが、それだけでは選びようがないのです。
まずは自分が何者で、自分軸を明確にし、だから御社なのだという、相手がイメージしやすい自分を表現できなければなりません。
そして、ならば『何ができるのか』が次にきます。
そもそもスポーツマネジメントとかスポーツ業界という言葉があいまいです。
選手になる。トレーナーになる。指導者になるは明確です。では、球団で働く、スポーツを仕事にするはどうでしょうか。
全くもってよくわかりません。お給料をもらう仕事ですから、「スポーツが好きだから」は理由になりません。何が出来る人なのかを具体化しないと選べません。
しかし、そもそも何の仕事があるのかも知らない人が多いです。
球団は何の仕事をしているのか、このスポーツ会社は何をしているのか。そもそもどういう仕事があるのか。その仕事はイベントにしても広報にしても、具体的にどういうことをするのか。ここを知らずして選べません。なぜなら、1からそれを教えている余裕もマンパワーもないからです。だから即戦力と言われてしまいます。だからそこをしっかりつくった上でアプローチをせねば認められません。
多くの人は、求人票を並べて、条件などを見ながら「ここがいいなぁ」という選び方をします。
実はそれは未来の創り方が間違っています。
まずは自分が何者であるのか、自分の人生の使命感はなんであるのか、何で人間をしているのか。この感情も伴う悔いなきゴール設定を創り、それを達成するためには、今スポーツで働くとしたらどうなのか。これがミッションになります。この考えがデュアルキャリアです。
自分軸という本質を自分自身が理解し、土台を構築し、その使命感のもと、どこでその才を発揮するべきか。こういう順番で方向性を確立させていく。そして、「Invent on the way」(やりかたを発明する)という姿勢で未来を創っていくというのが成功への道です。
スポーツやマネジメントを勉強できるところはたくさんあります。しかし、自分を構築し、どのような道を歩むのか、それを教えてくれるところがありません。私は未来をコーディネートすることを20年やっています。向き合ってきた人は5000人くらいいます。しっかりと向き合い構築できた人は希望通りの道に進めています。多くの教え子がその証明です。
スポーツ業界への就転職を目指している人(スポーツではない道を模索している人も可)、私はあなたの成功する未来を一緒に創りたいと願っています。
最後に人間は未来を予見する生き物です。未来を創りながら生きています。
ここに行こうと思うから行くわけだし、喉が渇いた飲もうと思うから飲むのです。
しかし、これからの将来のことを考えようとすると現状と過去に縛られ、脳ミソが経験や情報を出してきます。防衛本能が働くのが自然です。
そこで躊躇したり、未来を見れなくなってしまうのもセンスです。
本当に手に入れたい、本気で取り組む。その時は脳ミソではなく、心で動くものです。
世の中はシンプル。「やる」か「やらない」か。
どういう理由づけであれ、「やる」がアクションに繋がり、新しいことを手に入れられる。
それを後押しするのも、ブレーキをかけるのも、誰が決めているのか。己です。
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