2017/06/27 【教え子列伝】 中前 輝 さん 別に仕事をしながらスポーツに携わる中道を選択
中前輝さん
小村さんは人と人との繋がりを大切にする方で、いつでも気にかけていただける事はありがたい限りです。
2013年春から関わらせていただき、日本ブラインドサッカー協会のアルバイトスタッフとして入りました。そこから正社員を目指しましたが、なかなか厳しく、小村さんと相談をしながら方向を転換。現在は中学受験生向け個別指導塾の講師(国語・社会)兼教室運営社員をしています。スポーツ選手を支える道は今でもブラインドサッカーの大きな大会では携わらせていただいています。今は子どもたちを支える道を選びました。
スポーツを仕事にするという事に限らず、仕事をしていく上で大切な事を学び、考える機会をいただけた事は、貴重な時間でした。様々な感覚が刺激され、人も経験も大きく積み上げた時間だったなと思っています。
スポーツの華やかさが入り口になって、スポーツの仕事に興味を持って、すごラボに参加するのではないかと思います。そんな皆さんには、まずはスポーツの仕事の華やかさを忘れ、現実的な厳しさや難しさをしっかりと感じ取って欲しいと思います。プレーするのもプロなら、支える側もプロでなければいけません。それは、気持ちの面で。自分の意見を持ち、考えを伝えられる事。そして、信念は必要だけど、他人の意見を聞かず意固地になるのはまた違う。情報を交換し、共有し、自分の頭で考えて、行動する事を学び、素晴らしい人財となって、スポーツを盛り上げてください。
<小村コメント>
カガヤキくんは優しくて真面目でコツコツタイプね。当時のメンバーの中でも一番に方向性が確立できて、日本での世界選手権を控えていたブラインドサッカー協会に入れました。
献身的に選手を支え、スタッフとして大会を盛り上げ、様々な活動をしてきましたね。ただ、なにぶんマイナー競技は金銭的に厳しく、正社員には当面なれそうもない環境で悩みもでました。他の競技に視野を変える選択もある中で、カガヤキくんは今後もボランティアとしてブラインドサッカーと関わる道を選びました。今は未来の子どもたちの教育者として支えることを仕事にしています。
スポーツを支える道は、100%仕事としなくても関われます。別に仕事を持って関わる中道(ちゅうどう)という道もあれば、あえて仕事にはせずにファンとして支えるという道もあります。カガヤキくんは現場を経験し、今後も引き続き関わりたいけど、自分にも生活がある。両立する道を選んだだけですね。こういうのもアリです。
下記の写真は当時(2013年)のメンバー。ウルトラマンの記念切手発売日に東京駅前の郵便局で記者会見をする際、急きょ警備隊が欲しいという、某スポーツ関係者からのお願いがあり(切手も制作しているらしい)、派遣したときに撮影した写真です。左上のウルトラマンの右が中前輝くん。その隣がスポーツ雑誌編集人になった木村雄大くん。その隣が大学卒業後とりあえず一般就職した井上耕平くん。下左からスポーツメディア制作会社ディスポルターレに入った石川千早弥さん、HSTVを経てインターナショナルスポーツマーケティングの斉藤由理さん、スポーツ界ではなく芸能界で俳優になりたいと言って芸能事務所を紹介した矢先にリーガルハイのドラマに出演してしまった星山和哉さん、SC相模原・データスタジアムなどに所属した福岡育大さん。けっこうスポーツ業界に就職してるなぁ。
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